高齢者向けレクリエーション「名札リレー&名前さがしゲーム」とは?

高齢者向けレクリエーション「名札リレー&名前さがしゲーム」

「名札リレー&名前さがしゲーム」は、 自分の名前が書かれた名札を歌に合わせて隣へ回し、 合図で止めたときに手元にある名札の「本人」を探して返す、高齢者向けの交流ゲームです。

名前を覚える・呼ぶ・探す・返すという流れの中で、 記憶・注意力・コミュニケーション・笑いが自然に生まれるため、 デイサービスや高齢者施設の「自己紹介レク」「交流レク」として特におすすめです。

目次

このゲームで期待できる効果

● 名前を覚える・思い出すトレーニング 名札を見て「この人は誰だったかな?」と考えたり、 名前を呼びながら本人を探したりすることで、 記憶力・顔と名前の結びつきを楽しく刺激できます。

● 歌とリズムで場が和む よく知っている童謡や唱歌を歌いながら名札を回すことで、 緊張がほぐれ、自然と笑顔や会話が増えます。 歌が苦手な方も、口ずさむだけ・聞くだけの参加が可能です。

● コミュニケーション・声かけのきっかけになる 名前がわからないときに、 「〇〇さん、どこですか?」「〇〇さんいらっしゃいますか?」と呼びかけることで、 声を出す・人に話しかける・返事をするといった交流が自然に生まれます。

● 手指の運動・集中力アップ 名札を右隣へ渡す、受け取る、掲げるといった動作は、 手指・腕の軽い運動になります。 歌・名札・周囲の人を意識することで、注意力・集中力も同時に使います。

準備物と参加人数の目安

● 準備物

  • 名札(参加者全員分)
    • 大きめの文字で名前を記入
    • 見やすいように厚紙やラミネート加工がおすすめ
  • 椅子(輪になって座れるように配置)
  • 歌(童謡・唱歌・季節の歌など、みんなが知っている曲)

● 参加人数の目安

  • 4〜15名程度のグループに最適
  • 人数が多い場合は、2グループに分けて実施すると進行しやすいです。

基本のルールと遊び方

① 座り方と名札の準備

  1. 参加者は輪になるように椅子に座ります。
  2. それぞれ、自分の名前が書かれた名札を1枚ずつ持ちます。
  3. 名札の文字は大きく、はっきり読めるようにしておきます。
    • 視力に不安がある方が多い場合は、ふりがな付き・太字がおすすめです。

② 歌いながら名札を回す

  1. リーダーが「今から歌に合わせて名札を右隣の人に回していきます」と説明します。
  2. 童謡や唱歌(例:ふるさと、春が来た、幸せなら手をたたこう など)を歌い始めます。
  3. 歌に合わせて、名札を右隣の人へ渡していきます。
    • テンポはゆっくりめでOK
    • 歌えない方は、名札を回すだけの参加でも大丈夫です。

③ 合図でストップし、名札の本人を探す

  1. リーダーが、歌の途中または区切りのよいところで「ストップ!」と合図を出します。
  2. その時点で手元にある名札を確認します。
  3. 名札に書かれた名前の本人を探して、名札を返します。
    • 本人がわかる場合: → その人のところへ行き、「〇〇さん、どうぞ」と渡します。
    • 本人がわからない場合: → 名札を見ながら、大きな声で名前を呼びます。 例:「〇〇さん、いらっしゃいますか?」「〇〇さんはどこですか?」
  4. 名前を呼ばれた本人は、「はい、私です」と手を挙げたり返事をしたりして名札を受け取ります。

④ 席替え要素を入れる(アレンジ)

名札を返し終わった人から、近くの空いている席に座り直してもOKにすると、 軽い席替えレクにもなります。

  • 毎回少しずつ座る位置が変わることで、 周囲の人との会話が増え、交流の幅が広がります。
「名札リレー&名前さがしゲーム」の基本のルールと遊び方
プレビュー:「名札リレー&名前さがしゲーム」の基本のルールと遊び方

難易度別アレンジ例

やさしいレベル

  • 名札に大きな文字とふりがなをつける
  • 歌はゆっくりしたテンポで1曲だけ
  • 名札を回す方向は常に「右回り」で固定
  • 名前がわからないときは、スタッフが一緒に探す

標準レベル

  • 名札は漢字+ふりがな、または漢字のみ
  • 歌を2〜3曲用意して、途中で曲を変える
  • 「ストップ」のタイミングを変えて、ドキドキ感を演出
  • 名札を返すときに「〇〇さんはどこから来ましたか?」など一言質問を加える

チャレンジレベル

  • 名札にニックネームや趣味を書き添える 例:「カラオケ大好き 〇〇さん」「犬好きの〇〇さん」
  • 本名と違う読み方で呼んでしまっても、本人が気づいて名乗り出るルールにする
  • 「一番早く名札を返せた人」「一番大きな声で呼べた人」などを表彰

高齢者向けに安全に行うためのポイント

● 椅子の配置と安定性を確認する 輪になって座る際、椅子が滑りやすい床の場合は、 滑り止めマットを敷くなどして転倒リスクを減らします。

● 名札は持ちやすく、読みやすく 薄い紙だと扱いにくいため、 厚紙・ラミネート・カードホルダーなどを使うと安心です。 文字は大きく、コントラストの強い色(白地に黒文字など)にします。

● 名前が出てこないことを「恥ずかしいこと」にしない 名前を忘れてしまうことは誰にでもあります。

  • 「名前を探すのもこのゲームの楽しみです」
  • 「わからなかったら、名札を読んで呼んでみましょう」 といった声かけで、安心して参加できる雰囲気をつくります。

● 認知症の方にはスタッフがそばでサポート 名札を一緒に読んだり、 「この方ですよ」とそっと教えたりしながら、 できる範囲で参加してもらえるようにします。

よくある質問(FAQ)

Q1:認知症の方も参加できますか? はい、参加できます。 名札の文字を大きくしたり、ふりがなやイラストをつけたり、 スタッフが一緒に探したりすることで、安心して楽しめます。 見学や歌だけの参加もOKとするなど、柔軟に対応できます。

Q2:どのくらいの時間がかかりますか? 1セット(名札を回して返すまで)で約10〜15分程度です。 人数や歌の長さによって前後しますが、 レクリエーションの一コマとしてちょうどよいボリュームです。

Q3:準備は大変ではありませんか? 名札と椅子、歌の準備があれば始められる、 比較的準備の負担が少ないレクリエーションです。 名札は一度作っておけば、何度も繰り返し使えます。

まとめ|「名札リレー&名前さがしゲーム」で記憶・交流・笑顔を引き出そう

「名札リレー&名前さがしゲーム」は、 名前を覚える・歌う・探す・返すというシンプルな流れの中で、 記憶・注意力・手指の運動・コミュニケーション・笑いを同時に引き出せる高齢者向けレクリエーションです。

初対面の方同士の場づくりや、 既存の利用者同士の関係を深めるきっかけとしても非常に有効です。

参加者の状態に合わせて、名札の工夫やルールの難易度を調整しながら、 「名前を呼び合う楽しさ」と「つながり」を感じられる時間づくりに、ぜひ活用してみてください。

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