高齢者施設やデイサービスで、「簡単だけど頭を使う言葉遊びがほしい」「会話が広がるレクリエーションを増やしたい」と感じていませんか。 そんなときにおすすめなのが、言葉を使った脳トレレク「お店ことばゲーム」です。
このページでは、元の子ども向けゲームを高齢者向けにアレンジし、準備・基本ルール・進行例・お店の例・注意点・アレンジ案まで、すぐに現場で使える形でまとめました。
お店ことばゲームとは?
お店ことばゲームは、リーダーが「お店」を決め、そのお店にあるものを言葉で答えていく脳トレゲームです。
- 例:リーダーが「やおや」を心の中で決める
- 参加者には「だ」など、ヒントになる文字だけを伝える
- 参加者は「だいこん!」など、そのお店にありそうなものを答える
という、とてもシンプルなルールなので、高齢者でも理解しやすく、すぐに始められるレクリエーションです。
お店ことばゲームのねらい・効果
● 言葉を思い出す脳トレ効果
お店と品物を結びつけて考えることで、記憶や連想力が刺激されます。
● 会話・コミュニケーションの活性化
「それもあるね」「昔よく買ったよ」など、自然に会話が生まれます。
● 昔の暮らし・仕事の回想につながる
八百屋・魚屋・花屋など、昔ながらのお店をテーマにすると、子どもの頃や若い頃の思い出話が出やすくなります。
● 成功体験・自己肯定感の向上
「それいいね!」「正解!」と認められることで、安心感や自信につながります。
準備するもの
必須のもの
- リーダー役(職員・ボランティアなど)
- 参加者(1人〜複数人でOK)
あると便利なもの
- ホワイトボードやフリップ(お店の名前や答えを書いて見せる用)
- 紙とペン(各自が書いてから発表する方式にする場合)
- イラストカード(野菜・花・パン・魚などの写真や絵)
基本の遊び方
1.リーダーがお店を決める
まず、リーダーが心の中で「お店」を1つ決めます。
- 例:やおや、花屋、パン屋、魚屋、お菓子屋 など
この時点では、参加者にはお店の名前は伝えません。
2.お店に関係する「ヒントの文字」を伝える
次に、リーダーは参加者にヒントとなる文字を伝えます。
- 例:
- 「やおや」を決めたら → 「だ」
- 「花屋」を決めたら → 「は」
- 「パン屋」を決めたら → 「ぱ」
- 「魚屋」を決めたら → 「さ」
高齢者向けなので、はっきり・ゆっくり・大きめの声で伝えるのがポイントです。
3.参加者が「お店にあるもの」を答える
参加者は、ヒントの文字から、そのお店にありそうなものを考えて答えます。
- 「だ」→「だいこん」
- 「は」→「はな」
- 「ぱ」→「パン」
- 「さ」→「さば」
早く答えた人にポイントをあげてもいいですし、 全員に順番で答えてもらう方式にすると、ゆっくり参加したい方も安心です。
4.答えをほめて、会話を広げる
- 「いいですね!」「それもお店にありますね」
- 「昔はどんな八百屋さんがありましたか?」
- 「どんな花が好きでしたか?」
など、答えをきっかけに思い出話や雑談を広げると、レクリエーションとしての満足度が高まります。
5.お店を変えて、何回か繰り返す
1つのお店で数問遊んだら、次のお店に変えます。
- 「次は花屋さんにしましょう」
- 「今度はパン屋さんです」
参加者の様子を見ながら、3〜5種類くらいのお店を使うと、飽きずに楽しめます。

高齢者向けにおすすめのお店の例
● やおや(八百屋)
- だいこん、にんじん、きゅうり、キャベツ、ねぎ、じゃがいも など
● 花屋
- はな、ばら、ゆり、きく、カーネーション、チューリップ など
● パン屋
- パン、あんぱん、クリームパン、メロンパン、フランスパン など
● 魚屋
- さば、たい、いわし、さけ、あじ、たら など
● お菓子屋・駄菓子屋
- せんべい、あめ、ガム、チョコレート、ようかん など
参加者の年代や地域によって、なじみのあるお店・食べ物を選ぶと、会話がさらに弾みます。
難易度の調整方法
やさしいレベル
- ヒントの文字を「言葉の最初の文字」にする
- 分かりやすい食べ物・花などを中心にする
- リーダーが「野菜ですよ」「魚ですよ」など、追加ヒントを出す
ふつうレベル
- ヒントの文字を、言葉の途中の文字にする(例:「にんじん」の「にん」など)
- 少しマイナーな品物もOKにする
むずかしいレベル
- お店の種類を増やす(文房具屋、電気屋、洋服屋など)
- 「1人1回ずつ、同じ言葉は使わない」ルールを追加する
高齢者向けの進行のコツ・注意点
● 早押しにしすぎない
早く答えられない方が置いていかれないように、 「順番に答える」「全員に一度ずつ聞く」などの工夫がおすすめです。
● 難しすぎるお店・言葉は避ける
現代的すぎるお店(例:コンビニ、家電量販店)よりも、 昔からある商店街のお店のほうが、イメージしやすくなります。
● 答えを否定しない
少し違っていても、「それもいいですね」「そういうお店もありそうですね」と、 できるだけ受け止めるリアクションを心がけると、安心して発言しやすくなります。
● 聴こえに配慮する
ヒントの文字は、はっきり・ゆっくり・大きめの声で。 必要に応じて、ホワイトボードに文字を書いて見せると分かりやすくなります。
まとめ|お店ことばゲームは、簡単で会話が広がる脳トレレク
お店ことばゲームは、
- ルールが簡単で説明しやすい
- 道具がほとんどいらない
- 言葉・記憶・連想を使う脳トレになる
- 昔の暮らしや商店街の思い出話が自然に出てくる
という、高齢者施設・デイサービスにとても取り入れやすいレクリエーションです。
日々のレクの一つとして、また「今日は頭を使うゲームをしたい」という日に、 ぜひこのお店ことばゲームを取り入れてみてください。
