高齢者向け脳トレレクリエーション「言われたところタッチゲーム」とは?
「言われたところタッチゲーム」は、リーダーの声をよく聞きながら、言われた体の部分を触るシンプルな脳トレゲームです。椅子に座ったまま参加できるため、高齢者施設やデイサービス、自宅でのレクリエーションにぴったりです。注意力・判断力・反応力を楽しく刺激しながら、笑いの生まれるコミュニケーションの場にもなります。
このゲームで期待できる効果
注意力・判断力のトレーニング
リーダーは、言う場所と実際に触る場所をわざと変えることがあります。参加者は「動き」ではなく「言葉」を頼りに判断する必要があるため、注意力や判断力のトレーニングにつながります。
認知機能の維持・活性化
体の部位の名前を聞いて、理解して、動作に移す一連の流れは、脳のさまざまな領域を使います。難しすぎない範囲で繰り返すことで、認知機能の維持・活性化が期待できます。
コミュニケーション・笑いのきっかけに
間違えても「それも楽しい」という雰囲気で行うことで、場が和みます。参加者同士の会話が増え、自然と笑顔が生まれるレクリエーションになります。
準備物と参加人数の目安
準備物
- 椅子(参加者人数分)
- 進行役(リーダー)1名
- 必要に応じて:BGM用の音楽プレーヤー、マイク(大人数の場合)
参加人数の目安
少人数(3〜5人)から大人数(10人以上)まで対応可能。大人数の場合は、前方にリーダーを立たせ、見えやすい位置に配置するとスムーズです。
基本の遊び方(ステップ解説)
ステップ1:リーダーの説明
「言われたところを触るゲームです。私の動きではなく、言葉だけをよく聞いてくださいね」と、ルールをゆっくり説明します。
ステップ2:ゆっくり練習
「鼻、鼻……目」「耳、耳……頭」など、簡単な組み合わせで練習します。この段階では、リーダーは言う場所と同じ場所を触り、参加者に慣れてもらいます。
ステップ3:言葉と動きをずらしてみる
慣れてきたら、リーダーは「耳、耳……おでこ」と言いながら、ほっぺを触るなど、あえて違う場所を触ります。参加者は、リーダーの動きにつられず、「おでこ」を触ることがポイントです。
ステップ4:連続で難易度アップ
「鼻、鼻……耳、目、口、頭」のように、連続して体の部位を変えていきます。テンポはゆっくりのまま、回数だけ少し増やしていくと、ほどよい難しさになります。

高齢者向けの安全なアレンジ方法
座ったままできる工夫
全員、椅子に座ったまま参加できるようにします。立ち上がりや大きな体のひねりは不要なため、転倒リスクを抑えながら楽しめます。
体に負担をかけない部位の選び方
「鼻・耳・目・頭・ほっぺ・胸」など、上半身で無理なく触れる場所を中心にします。肩が上がりにくい方がいる場合は、腕を高く上げる動作は避けましょう。
聞こえやすさ・見えやすさへの配慮
リーダーは、はっきりとした声で、ゆっくり話します。補聴器を使用している方がいる場合は、正面から話しかけるようにし、口元が見える位置に立つと安心です。
難易度別アレンジ例
やさしいレベル
- 使用する部位は「鼻・耳・目・頭」の4つ
- リーダーは、ほとんどの場合、言う場所と同じ場所を触る
- 初めての方でも安心して参加できます
標準レベル
- 「ほっぺ」「口」「胸」などを追加
- 時々だけ、リーダーの動きと違う場所を言う
- ほどよく迷いが生まれ、笑いが増えます
チャレンジレベル
- 3〜5個の部位を連続して指示
- リーダーは、あえて違う場所を触る回数を増やす
- 間違えてもOKという雰囲気づくりが大切です
よくある質問(FAQ)
Q1:認知症の方も参加できますか?
はい、参加できます。ただし、難易度は「やさしいレベル」から始め、部位の数を少なくするなど、混乱しすぎないように配慮しましょう。できたことをしっかり褒めることで、安心感と達成感につながります。
Q2:どのくらいの時間行うのがよいですか?
1回あたり5〜10分程度を目安にし、様子を見ながら休憩を挟むとよいでしょう。集中力が切れる前に終わることで、「またやりたい」という前向きな気持ちが残りやすくなります。
Q3:準備が大変ではありませんか?
椅子とリーダーがいれば、特別な道具は必要ありません。その場ですぐに始められる手軽さも、このゲームの大きな魅力です。
まとめ|高齢者レクリエーションに「言われたところタッチゲーム」を取り入れてみませんか?
「言われたところタッチゲーム」は、座ったままできる、高齢者向けの脳トレレクリエーションとして非常に使いやすいゲームです。注意力・判断力・認知機能の刺激だけでなく、笑顔や会話が自然と生まれるのも大きな魅力です。高齢者施設やデイサービス、ご家庭での交流の時間に、ぜひ取り入れてみてください。
